令和2年2月12日第240回埼玉県都市計画審議会の議事録について
今更ではありますが、国道254号バイパス延伸に関連する都市計画について承認された、
の議事録を読んでみました。
関連する記述は、議第5236号「和光都市計画道路の変更」として、p.17からp.24にわたっています。
議案の内容について、詳細は公開されていませんが、議案概要一覧表によると、13通の意見書が提出されていたことがわかります。
意見書の要旨は、議事録のp.20から説明されており、将来的な交通量予測の妥当性、地域に与える影響、住民への説明や合意形成などについて、問題が指摘されていたことが分かります。これに対して、埼玉県側(幹事(都市計画課長))からは、これらの指摘については対応済みであるか、総合的に検討してきたと説明が行われています。
なお、p.23の村山顕人委員(東京大学大学院准教授)の
「住民の皆さんは、このA案、B案、C案も御覧になっていて、A案ということで一応了承されたということでよろしいのでしょうか。あるいは、議論の仕方としてもA案にするということを事務局側で決めて、それから説明に行っているのでしょうか。」
という質問に対しては、幹事(都市計画課長) が、
「県のほうでルートを決めて、それで住民の説明を行っているところでございます。もちろんA、B、Cの案を示して、その内容を住民の方には説明をしております。」
と回答しており、ルートを決定する主導権は、埼玉県にあったことが分かります。